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プロジェクト紹介

AWS CloudFrontで配信する飲食店提案アプリの開発

#Web開発#AWS#CloudFront#飲食店検索#フロントエンド

はじめに

「ランチどこにしよう?」「この辺で良いお店ないかな?」——こうした日常の悩みは、意外と時間を取られるものです。

グルメサイトを開いて、条件を絞り込んで、口コミを読んで…という一連の作業を、もっとシンプルにできないか。そんな課題をいただき、周辺の飲食店を手軽に提案してくれるWebアプリケーションを開発しました。

本記事では、開発の背景から技術構成、工夫したポイントまでをご紹介します。

お客様からいただいた課題

課題1:お店探しに時間がかかりすぎる

グルメサイトやマップアプリで飲食店を探す場合、ジャンル・予算・距離などの条件を毎回設定する必要があります。特にランチタイムなど時間が限られる場面では、検索そのものがストレスになっていました。

課題2:情報が多すぎて選べない

検索結果が大量に表示されても、結局どれを選べばいいか分からない。口コミの数や評価を比較するうちに、かえって迷ってしまうという問題がありました。

課題3:スマホでサッと使いたい

PCではなく、外出先のスマートフォンからすぐにアクセスして使いたいというニーズがありました。ネイティブアプリをインストールするほどではないが、ブラウザで快適に動作してほしいというご要望でした。

解決策:飲食店提案アプリの開発

これらの課題を解決するため、シンプルなUI周辺の飲食店をおすすめ表示するWebアプリケーションを開発しました。

技術構成

フロントエンド: HTML / CSS / JavaScript
ホスティング: AWS S3 + CloudFront
配信: HTTPS対応のCDN配信

工夫したポイント

1. ワンアクションで提案

ユーザーが条件を細かく設定しなくても、現在地をベースにおすすめの飲食店を提案する設計にしました。「開いたらすぐ使える」体験を重視しています。

2. 厳選した情報表示

店名・ジャンル・距離・評価など、意思決定に必要な情報だけを表示し、情報過多にならない画面設計を心がけました。

3. モバイルファーストの設計

外出先での利用を想定し、スマートフォンでの操作性を最優先に設計しました。タップしやすいボタンサイズ、スクロールしやすいカードレイアウトなど、モバイルUXに注力しています。

AWS CloudFrontを選んだ理由

配信基盤にAWS CloudFrontを採用した理由は以下のとおりです:

観点選定理由
表示速度CDNによるエッジ配信で、どこからアクセスしても高速に表示
コスト静的サイトのため、S3 + CloudFrontの組み合わせで低コスト運用が可能
HTTPSCloudFrontの標準機能でHTTPS配信に対応。位置情報APIの利用にも必要
可用性AWSのインフラにより、高い可用性を確保

構成図

ユーザー(スマホ)
    ↓ HTTPS
CloudFront(CDN)
    ↓
S3(静的ファイル)

S3に静的ファイルを配置し、CloudFrontを通じて配信するシンプルな構成です。サーバーレスのため、運用負荷を最小限に抑えています。

改善結果

1. 検索時間の短縮

従来のグルメサイトでの検索(条件設定 → 検索 → 比較)に比べ、アプリを開くだけでおすすめが表示されるため、お店探しにかかる時間を大幅に短縮しました。

2. 選択のストレス軽減

厳選された情報と提案形式により、「選べない」問題を解消しました。迷ったらアプリに聞く、というシンプルな体験を実現しています。

3. どこでもすぐに使える

CloudFrontによるCDN配信で、全国どこからでも高速にアクセスできます。ブラウザベースのため、インストール不要でURLを開くだけで利用開始できます。

まとめ

「近くの飲食店を手軽に見つけたい」という日常的な課題に対し、シンプルなWebアプリケーションで解決しました。

ポイント:

  • ワンアクションで使えるシンプルなUI設計
  • モバイルファーストのレスポンシブデザイン
  • AWS CloudFront + S3によるサーバーレス構成で低コスト・高速配信

技術的に複雑なことをするだけがソリューションではなく、ユーザーの課題に対してちょうどいい技術選定をすることが重要だと改めて実感したプロジェクトでした。


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